オンライン予約

MENU

モバイルサイト

ドクターズファイル

患者の気持ち

喫煙の歴史

タバコの原料であるナス科ニコチアナ属の植物の起源はアンデス山中と考えられています。紀元前400年から栄えていたマヤ文明ではタバコは宗教的儀式に用いられていました。その後、個人としての喫煙の文化はアメリカ大陸で芽生えました。1492年10月11日にアメリカ大陸を発見したコロンブスは先住民族のアラワク族からタバコをもらい、喫煙の文化がヨーロッパ世界に広がっていきます。コロンブスが新大陸を発見した約50年後にポルトガル人の乗った船が種子島に漂着し、日欧間で貿易が行われるようになり、1600年前後には喫煙の文化が日本にも入るようになります。江戸時代には庶民の間で喫煙がされるようになっていますが、タバコの栽培製造販売が本格化した明治以降に喫煙の習慣がさらに広がりました。紙巻タバコの販売数を見てみると、1970年前後が最も多く、その頃の喫煙率は男性80%、女性18%でした。徐々に喫煙率が減少し、販売本数も1996年頃より減少しています。平成26年の喫煙率は男性30.3%、女性9.8%です。

世界からみた喫煙率の比較

世界保健機関(WHO)が2011年に報告した内容によると、喫煙率が最も高いのはギリシャで51.7%、ロシア48.3%、オーストリア43.3%と続きます。日本は29.3%と19位でした。喫煙文化発祥のアメリカは23.9%で28位です。日本の喫煙率は先進国の中でもやや高めといわれています。日本のタバコ1箱は平均430円で、その約65%は税金として徴収されていますが、ノルウェー1,200円、オーストラリア960円、イギリス875円、ドイツ546円、アメリカ506円と諸外国に比べてまだ安価であることも喫煙率と関係していると考えられています。

タバコの作用

タバコの作用タバコの煙は4,000種類以上の物質を含みますが、その成分のうち有害物質として認定されているのは約200種類です。特にタール、ニコチン、一酸化炭素は健康有害性が高いとされています。ニコチンは自律神経を介して血圧を上げる作用があります。また中枢にある神経回路に作用して心地よさをもたらすことから、薬物依存を引き起こします。厚生労働省によるとタバコは肺がん、心筋梗塞などの虚血性心疾患、肺気腫などの慢性肺疾患などの多くの病気や低出生体重児、流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子であるとしています。このように百害あって一利なしと言われているタバコですが、いびきや睡眠時無呼吸にも影響を与えるといわれています。本当にそうなのでしょうか?

タバコのいびきへの影響

タバコの作用成人2,298名を対象としたシンガポールにおける検討では、喫煙本数が1日20本以上だといびきをかく確率が非喫煙者の約2倍と報告しています。アイスランド、エストニア、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの大学による2004年の共同研究では、非喫煙者に比べ喫煙者や受動喫煙者にいびきが認められる確率が1.5倍高いことが示されています。喫煙者ではなく受動喫煙者つまり喫煙者の横でタバコの煙を吸っていてもいびき出現率が高くなることが注目されます。これは小児に対しても影響があることを意味しています。イタリアにおける6~13歳の小児1615名を対象とした研究で、両親が合計して一日20本以上喫煙している場合は両親が喫煙していない小児と比較して約2倍のいびき出現率があることを報告しています。タバコの煙により鼻やのどの粘膜が慢性炎症を起こし腫れ、また口蓋扁桃や咽頭扁桃が慢性炎症で腫大するために空気の通り道(上気道)が狭くなり、いびきが生じると考えられています。

タバコの睡眠時無呼吸への影響

睡眠時無呼吸症候群の患者さんはいびき症状を90~98%持っていて、逆に慢性いびき症の約30%に睡眠時無呼吸症を持つと報告されています。このようにいびきと睡眠時無呼吸症候群は強く関係しています。喫煙によって鼻腔粘膜や扁桃に炎症を起こし腫れることによって気道が狭くなりいびきが生じることから、喫煙は睡眠時無呼吸へも影響を与えると以前から考えられていますが、スペインからの2002年の報告では喫煙者と非喫煙者では睡眠時無呼吸指数に差が無かったと報告があるなど、まだ議論されているところです。しかし、喫煙が呼吸機能を低下させることは既に示されています。喫煙による末梢気道の障害が加齢とともに著明になることから、睡眠とは関係なく呼吸機能が低下することがわかります。

禁煙の治療

禁煙補助薬を使いながら禁煙をすることは2006年より保険適応となっています。

  1. (1日の平均喫煙本数)×(喫煙年数)が200以上でしょうか?
  2. 以下の10の質問で「はい」が5つ以上ありますか?
    1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか?
    2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?
    3. 禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなることがありましたか?
    4. 禁煙したり本数を減らした時に、次のどれかがありましたか?(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、憂うつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
    5. ④でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めたことがありましたか?
    6. 重い病気にかかった時に、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか?
    7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?
    8. タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?
    9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?
    10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか?

この2つの質問に当てはまっている場合はニコチン依存症の可能性があります。専門の医師による診察が必要です。


当院の治療

当院では、痛みが少ないレーザーによるいびき治療を保険診療で行っており、口蓋垂とその周辺部を切除し、糸で縫い上げることで上気道を広くし睡眠中の呼吸状態を改善します。鼻中隔弯曲や肥厚性鼻炎で鼻腔が狭い場合は、レーザーによる鼻腔粘膜焼灼や鼻中隔矯正術を行っています。喫煙などで慢性扁桃炎が認められ、明らかに扁桃肥大がいびきの原因な場合は、禁煙と扁桃摘出を勧めています。

オンライン予約

医院概要

東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科

所在地
〒160-0022
東京都新宿区新宿4丁目-4-1 サテライト新宿ビル2F
高島屋デパート明治通り口正面
電話
03-3354-1941
最寄駅
新宿駅新南口より徒歩2分
新宿三丁目駅E7番・E8番出口より徒歩1分
診療時間
  日・祝
10:00~13:00 - -
14:00~18:00 -

休診日:火・金(午前)
※受付終了時間は17:00となります。
※予約制:お電話か予約フォームよりご予約ください。