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患者の気持ち

歯ぎしりとは

歯ぎしりは専門的にブラキシズムといいます。起きているときにもブラキシズムはありますが、眠っている時に歯ぎしりをする睡眠時ブラキシズムが一般的です。
寝ている間に「ギーギー」「コリコリ」と音を立てるグラインディング、歯を強くかみしめたり食いしばったりするクレンチング、カチカチと鳴らすタッピングなどブラキシズムにはいくつかの種類があります。
クレンチングや音の小さいグラインディングが、典型的な音のするグラインディングの2~4倍ほど頻度が多いと考えられています。
つまり歯ぎしりと指摘されていなくても、歯ぎしりをしている可能性があります。
このために、ブラキシズムの出現率は7%~90%と報告によってバラツキが大きくあります。
カナダでの研究では11歳以下の子供で14~20%、18~29歳の成人で13%、60歳以上の老人で3%、成人全体で平均8%と報告しています。
このように歯ぎしりは年齢によって出現率が低下しますが、これは年齢とともに歯が減少するためと考えられています。
歯の咬耗(歯に傷がついている)、半年以内に2度以上の歯ぎしりを指摘される、起床時に顎の疲労感や腫れている感じなどがあると歯ぎしりを起こしている可能性があります。
歯ぎしりは、歯をすり減らし歯がボロボロになったり、顎に負担がかかることから顎関節症を起こしたり、歯ばかりでなく歯肉に負担かけることから歯周病を悪化させたりと決して放置して良いものではありません。
歯ぎしりを指摘されたら一度歯科の先生に診てもらうことを勧めます。

歯ぎしりの原因

歯ぎしりの原因は現在もはっきりわかっていません。
咬み合わせが悪いことで生じると考えられていますが、最近では脳からの指令や自律神経活動の異常が主な原因と考えられています。
他には、ストレスや遺伝なども要因の一つと指摘されています。
カフェインやアルコールの摂取も歯ぎしりの危険因子と考えられています。
胸焼けやのどに違和感などの症状を示す逆流性食道炎は、胃酸が食道や口の中に逆流してくる疾患です。
歯ぎしりにより唾液の分泌が促進され睡眠中の嚥下回数が増加することにより、逆流してきた胃酸を中和させる作用も歯ぎしりにはあります。
逆流性食道炎の薬を服用したことで歯ぎしりが改善した報告もあり、逆流性食道炎に対する防御機構として歯ぎしりが生じている可能性も最近指摘されています。

睡眠時無呼吸症と歯ぎしり

2001年スタンフォード大学の研究で閉塞性睡眠時無呼吸症候群の割合は、歯ぎしりを持たない人より持つ人の方が約3倍多いことが報告されて以来、歯ぎしりの危険因子として睡眠時無呼吸症候群の関与が指摘されています。
睡眠時ブラキシズムは睡眠の浅い時に生じることが多いのがわかっています。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に無呼吸や低呼吸をおこし、日中の眠気や集中力の低下を起こします。
無呼吸や低呼吸により体の酸素量が低下し、それを補うために一時的に体が目覚め呼吸を頑張ろうとします。
これが繰り返されるために睡眠が障害されるわけです。
つまり睡眠時無呼吸症候群は睡眠が浅くなり、歯ぎしりを起こしやすい状況となります。
2014年に東北大学からの報告でも、睡眠時無呼吸症候群の患者さんを検査して、睡眠中の低呼吸後に一過性の覚醒が生じ、その時に歯ぎしりが生じているのが示されています。
このように歯ぎしりがある場合、睡眠時無呼吸症候群を持っている可能性があるので、専門の先生に相談することを勧めます。

いびきと歯ぎしり

いびき症状は閉塞性睡眠時無呼吸症のほとんどに認められる症状です。
閉塞性睡眠時無呼吸症と診断された小児を対象に調べたブラジルからの報告では、8割にいびき症状があり、3割に歯ぎしりが認められたとしています。
ポルトガルの小学生約1,000人を対象としたアンケート調査でもいびきがある人に歯ぎしりが多いことが示されています。
小児においては、歯ぎしりといびきがある場合は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の可能性があるので注意が必要です。

歯ぎしりの治療

睡眠が浅い時に生じる歯ぎしりの対処は、睡眠を含めた生活習慣の改善が大切です。
睡眠習慣の改善、ストレスの改善、お酒の飲み過ぎに注意するなどです。
逆流性食道炎の薬や筋弛緩薬、抗てんかん薬、降圧剤などの薬物療法で症状が改善することも報告されていますが、副作用などの問題も指摘されています。
歯ぎしりがすると音で知らせて、歯ぎしりを自覚するバイオフィードバック治療もその効果は不安定です。
マウスピースは長期に装用すると、マウスピースに慣れてしまいマウスピース内で歯ぎしりをしてしまうことが報告されています。
しかし、歯の摩耗や顎関節への負担が減ることに対してマウスピースは有効な治療法です。

当院の治療

睡眠時無呼吸症候群の可能性がある方には無呼吸の検査を施行し、中等度以上の睡眠時無呼吸症の場合にはCPAP治療を勧めています。
軽度から中等度の睡眠時無呼吸症の方で希望がある場合に、当院では痛みが少ないレーザーによる治療を保険診療で行っています。
口蓋垂とその周辺部を切除し、糸で縫い上げることで上気道を広くしいびき、睡眠時無呼吸を解消します。
BMIが30以上の肥満があり睡眠時無呼吸を伴っている場合は、まず体重の減量とCPAP治療を勧めます。睡眠時無呼吸を伴っていない歯ぎしり症の患者様には、歯科の先生をご案内しています。

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医院概要

東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科

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