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腎臓の役割腎臓の役割

腎臓の役割

腎臓は腰あたりに握りこぶしほどの大きさの臓器で、左右対象にあります。その役割は、血液を濾過して老廃物を体外に排出し、血圧をコントロールし、血液や骨を作るのに重要なホルモンを出しています。腎臓の機能が悪くなると、これらの働きが低下するため、生命を維持することが難しくなります。腎臓がとても悪化した場合は、すべての役割を改善してくれる治療法として腎移植しかありません。人工透析は、腎臓の一部の役割を改善してくれる治療法です。このように腎臓は大切な臓器ですが、むくみや血尿、食欲低下、貧血などの自覚症状は障害がかなり進行してから出現するために(肝臓と同じく沈黙の臓器といわれています)、腎臓の状態を日常的に把握することはなかなか困難です。

日本における腎臓病の頻度日本における腎臓病の頻度

腎臓の機能を悪化させる病気は、糖尿病による糖尿病性腎症、複数の難病によってなる慢性糸球体腎炎、高血圧や加齢による腎硬化症などが代表的です。最近では病気の種類に関係なく、腎臓の機能が慢性的に障害されているものを慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease: CKD)とまとめています。2002年米国でその概念が提唱されるようになりました。2018年の診療ガイドラインによると日本人のCKD患者数は約1,330万人で成人の約8人に1人と報告されています。透析治療を受けている患者数は2018年末の報告では約34万人です。驚くほど多くの人がCKDになっていることがわかります。

慢性腎臓病とは慢性腎臓病とは

腎臓の役割

慢性腎臓病(CKD)は尿検査、画像検査、血液検査、病理検査で腎障害が明らかで蛋白尿を認めるか、糸球体濾過量(GFR)が悪いのが3ヶ月以上続くことで診断されます。腎臓の機能を反映するGFRの程度によって重症度が1〜5段階まで分類されています。ステージが3以上は腎臓専門医の診察が必要になってきます。ステージ3はGFR(ml/分/1.73㎡)が60未満です(正常は100前後)。GFRの測定は煩雑で高額な検査であるため、血液検査で血清クレアチニン値から推定値(eGFR)を出して重症度を予測することが一般的です。最近の健康診断ではeGFRが示されていることも多いのですが、血清クレアチニン値と年齢と性別を記入するとeGFRを計算してくれるネットサイトもありますので、調べてみてください。ステージ4になると障害された腎臓の機能を回復させることはできません。ステージ5になると腎移植や人工透析などを考えなくてはいけません。CKDをいかに早期に発見・診断し、良質で適切な治療を早期から実施・継続することが重要であることを厚生労働省の腎疾患対策検討会にて報告されています。

睡眠時無呼吸症候群と慢性腎臓病の関係睡眠時無呼吸症候群と慢性腎臓病の関係

睡眠時無呼吸症候群は、文字通り睡眠中に無呼吸となる症状をいいます。その大半は空気の通り道(気道)が狭くなる閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。以前より透析患者さんに睡眠障害が高頻度に認められることが示されており、欧米では閉塞性睡眠時無呼吸を含めた睡眠呼吸障害を併発している頻度は透析患者さんの50〜70%と報告されています。2015年米国から300万人の退役軍人を対象とした検討で、CKDのステージ3以上の人に閉塞性睡眠時無呼吸症候群を併発している割合が多いことが報告されています。2011年大阪の研究グループによる透析治療を受けていない100名のCKD患者さんを対象にした検討では、eGFR値が小さい(腎機能が悪化している)ほど無呼吸低呼吸指数が高い(無呼吸が重症化している)ことが報告されています。

なぜ睡眠時無呼吸症候群と慢性腎臓病が合併するのか?なぜ睡眠時無呼吸症候群と慢性腎臓病が合併するのか?

その理由は、現在も解明されていません。CKDを起こす大きな要因として糖尿病があり、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の15〜30%に糖尿病を併発していると報告されていることから、糖尿病が原因でCKDと閉塞性睡眠時無呼吸症候群が合併している可能性はあります。2017年台湾の研究グループによるメタ解析では、糖尿病の有無にかかわらず閉塞性睡眠時無呼吸症候群とCKDが高率に併発していることが示されています。CKDが上気道に浮腫を起こし、閉塞性睡眠時無呼吸を起こすことは報告されていますが、先に述べたとおり浮腫を起こすほど腎臓の機能が悪くなるのはステージが末期となってからです。また腎臓の機能が悪くなると酸を体外に排出することが出来なくなり、体が酸化に傾きます。これを代謝性アシドーシスと言います。これが呼吸をコントロールしている中枢に影響を与え、中枢性睡眠時無呼吸を起こすことが報告されています。代謝性アシドーシスを起こすほどの腎機能低下はステージ3以上といわれています。つまり、CKDが進行している場合は、腎機能の低下から睡眠時無呼吸症候群を起こす、または無呼吸を悪化させることが理解できると思います。

いびきと慢性腎臓病いびきと慢性腎臓病

腎臓の役割

腎機能低下が睡眠時無呼吸症候群を起こすことはわかりましたが、睡眠時無呼吸症候群が腎機能低下を起こすのでしょうか?閉塞性睡眠時無呼吸による断続的な低酸素は交感神経を興奮させ、覚醒反応となり睡眠の断片化を生じます。睡眠時間の低下はインスリン放出量、インスリン感受性、糖排出率が低下し糖尿病になりやすくなります。また、交感神経の興奮は血圧を上昇させます。高血圧は、腎血管の動脈硬化を起こし腎機能が悪くなる腎硬化症を起こします。つまり、閉塞性睡眠時無呼吸症候群が糖尿病や高血圧を起こし、CKDとなる可能性があります。また、無呼吸を伴っていない単純性いびき症も交感神経を興奮させたり、頸動脈にある圧受容体を障害させたりして高血圧を起こすことが報告されています。糖尿病、高血圧、脂質代謝異常などの生活習慣病や加齢がCKDの発症リスクですが、いびきや睡眠時無呼吸症候群も要因の1つであることに注意が必要です。

当院の治療当院の治療

当院では、なぜいびきが生じているのかを診断しています。適応のある患者さんに対しては、痛み出血が少ないレーザーによるいびき治療を保険診療で行っていますが、外科的な治療ばかりがいびき治療ではありません。肥満があり重症な睡眠時無呼吸をともなっている場合は、まず体重の減量とCPAP治療やマウスピース装用を勧めます。いびきについて悩んでおり、治療について診察を受けたい方は当院へ気軽にご相談ください。

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東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科

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