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いびきとは?そのメカニズムいびきとは?そのメカニズム

いびきは睡眠中に、鼻やのどなど空気の通り道(気道)の狭い部分に主に吸気時に空気がぶつかり、振動しておこる異常な呼吸音のことです。
ガンや腫瘍によって気道が狭くなり、また喘息で気管が狭くなり寝ていなくても異常な呼吸音がしている場合はいびきとは言いません。
西洋人に比べ肥満の少ない日本人は、首に脂肪がついて気道が狭くなりいびきとなるよりは、その他の理由で上気道(鼻やのど)が狭くなりいびきを起こしている割合が多いです。上気道は骨と筋肉で支えられており、その筋肉の緊張を脳が呼吸に合わせてコントロールしているので、普段は狭くなることはなく十分に空気の通り道が保たれています。
しかし睡眠中は全身の筋肉が緩むとともに、舌や軟口蓋がたるみ、気道が狭くなります。もともと何かの原因で気道が狭くなっている場合は、睡眠でいびき症状がでやすくなります。
これは加齢によっても悪化します。また横になると鼻の粘膜がうっ血するため、正常な人でも鼻腔は狭くなります。アレルギー性鼻炎、鼻中隔弯曲、鼻ポリープなどでもともと鼻腔が狭い人はさらに狭くなり鼻いびきが出現します。さらに鼻閉が強く、口呼吸となるとさらに大きないびき音を出します。

いびきの頻度いびきの頻度

いびきの頻度は16〜89%と報告によってばらつきがあります。北アイルランドでの18〜91歳の男性3,391人を対象とした研究では、32.9%に慢性いびき症を認めています。スェーデンの報告では18〜69歳の男性3,100人での検討では45%にいびきを認めています。2002年英国からの報告では20〜30歳代の約30%、40〜50歳代の約50%、60〜70歳代の約40%にいびきを持っていることを示しています。

いびきの種類と原因いびきの種類と原因

上気道のどの部分が振動するのかでいびきの種類が決まってきます。主には、鼻腔、軟口蓋(のどちんこのところ)、咽頭側壁(扁桃のところ)、舌根(舌の付け根)、喉頭蓋(肺の入り口)で振動していると考えられています。これらを起こす原因として以下のものがあります。

原因1. 口蓋垂の肥大、軟口蓋低位

口蓋垂、いわゆるのどちんこが通常より長かったり太かったりすると振動しやすくなります。また上あごを口蓋といいますが、骨のある硬口蓋と骨のない軟口蓋に分かれます。軟口蓋はものを飲み込むときに鼻に逆流しないようにする弁であり、また食道に押し込むためにも必要な弁です。この弁の先端に口蓋垂がついています。口蓋垂の大きさはそれほどでもないのに、軟口蓋の位置が舌と近いために振動しやすくなりいびきが生じることがあります。

原因2. 鼻腔狭窄

鼻の中央にある壁を鼻中隔といいます。ほとんどの人は鼻中隔が歪んでいます。つまり鼻中隔が曲がっていても異常なわけではありません。しかし、外傷や体質により曲がりが強いと常に鼻閉が生じます。曲がりが強くなくても、アレルギー性鼻炎や花粉症により鼻の粘膜が腫れていると鼻閉が生じます。飲酒後に鼻閉を感じた経験がある人は、もともと鼻腔が狭い可能性があります。副鼻腔炎(ちくのう症)によってポリープができたり、鼻腔内に腫瘍ができたりしても鼻閉が生じます。このように鼻腔が狭いとそこに空気が流れて鼻のいびきとなります。また睡眠中の鼻閉は口呼吸を起こす原因となり、のどいびきの原因ともなります。

原因3. 肥満

首回りに脂肪がつくことによって舌が後方に押し出され、のどの裏側にも脂肪がつくことで後壁が前方に押し出され、呼吸の通り道が前後からの圧迫で狭くなります。扁桃の裏側にも脂肪がつきますので扁桃も内側に張り出してきます。つまり舌根や、喉頭蓋、咽頭側壁が振動しやすくなりいびきを生じます。

原因4. アルコール・薬物

飲酒の場合、循環が良くなるために鼻の粘膜がむくみ鼻閉が生じます。また筋肉がゆるみやすくなり軟口蓋や舌が落ち込みやすくなり、上気道を狭くさせいびきの原因となります。同様に安定剤や睡眠薬も筋肉の緊張がとれるために気道を狭窄させいびきが生じます。

原因5. 加齢によるもの

軟口蓋や舌を支える筋肉が加齢によって弱まり、気道が狭くなりいびきの原因となりますが、その筋肉を緊張させるための指令を出す呼吸中枢が加齢によって障害されても気道が狭くなります。女性ホルモンは舌を支える筋肉を緊張させる作用がありますが、女性の場合は閉経後に筋肉の緊張が落ちて舌根でのいびきを出しやすくなります。

原因6. 骨格によるもの

小顔は女性の憧れですが、あごが小さいと舌が口の中に収まりきらずにのどに落ち込みます。仰向けで寝るとさらに舌が落ち込みやすくなり、舌根や喉頭蓋の部分が振動しいびきをかきやすくなります。

原因7. その他

のどが狭くなるものに咽頭がん、舌がん、喉頭がんなどの腫瘍が関与することがあります。また、脳腫瘍、脳梗塞などにより舌や軟口蓋の動きをコントロールしている中枢が障害されるといびきが生じることがあります。

いびきの大きさいびきの大きさ

口から10cmのところで音を録音すると静かな呼吸では吸気で25デシベル、呼気で17デシベルと報告されています。デシベルは音の大きさを示す単位です。大きな呼吸音は口から1m離れて約40デシベルと報告されていますが、40デシベルは静かな図書館内の音くらいの大きさです。ヨーロッパ世界保健機構が2009年にまとめた報告では寝室での40デシベル以上の音は健康への悪影響を生じさせるとしています。1999年米国ミネソタ大学の研究ではいびきを持つ1,138名のいびき音量を測定したら、平均46.2デシベルであったと報告しています。その他海外の報告でも45デシベルを超えた音を示すと睡眠が障害されることを示しています。つまり45デシベルを超える呼吸音はいびきと考えてよさそうです。

睡眠時無呼吸症候群といびき睡眠時無呼吸症候群といびき

睡眠時無呼吸症候群の患者さんはいびき症状を90%以上持っていて、逆に慢性いびき症の約30%に睡眠時無呼吸症を持つと報告されています。このようにいびきと睡眠時無呼吸症候群は強く関係しています。睡眠時無呼吸症候群は、日中の眠気、集中力低下を起こし、運転中や仕事中に居眠りをして大きな事故を起こすことが社会問題になっています。また高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞など生命に関わる病気を起こす原因とも考えられています。このように、いびきが一番問題となるのは睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状であるからです。

当院の治療当院の治療

当院では、なぜいびきが生じているのかを診断しています。適応のある患者さんに対しては、痛み出血が少ないレーザーによるいびき治療を保険診療で行っていますが、外科的な治療ばかりがいびき治療ではありません。BMIが30以上の肥満があり重症な睡眠時無呼吸をともなっている場合は、まず体重の減量とCPAP治療やマウスピース装用を勧めます。いびきについて悩んでおり、治療について診察を受けたい方は当院へ気軽にご相談ください。

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東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科

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